6月29日・30日に新潟へ行ってきました。今回は2年ほど前から北海道の訪問リハビリテーションのお仲間と作っている「訪問リハビリのラダー」に関する発表や、他にも会議や座長、報告などなかなか大忙しのスケジュールでした。新潟はあいにくの雨で、また開催の一週間前には大きな地震がありましたので、被害に遭われた地域の方がさらに大変な状況にならないように心配しながら参加しました。
学会には全国各地で訪問リハを行っている仲間がやってきます。今回も鹿児島や熊本、高知など、普段は直接お会いすることもない地域の方々とお知り合いになり、それぞれの活動の様子を教えていただきました。「訪問リハビリ大忘年会」を事業所で企画し、利用者の皆さんで楽しんだという報告もあり興味津々でした。みなさんもいかがでしょう?
たくさんお話を聞いた中で、ある看護師さんとお話して心に残ったことをひとつ。
医療的な処置や延命など、利用者さんや家族の方がどうしても辛い大変な選択をしなければいけないとき、昨今は医療者は自分の考えや一般的に根拠のある治療法を押し付けるのではなく、「利用者の意思を尊重する」という考え方が大切であると言われています。私ももちろんこの考え方には賛成です。しかし、大変な思いで選択をする利用者さんや家族に対し「あなたの意思を尊重するので、好きに決めてください」と言うだけでは、医療者としての責任を放棄していることになりますよ・・・とその看護師さんは話されました。
「私はあなたに生きていてほしい」というメッセージを抱えながら、利用者さんや家族のそばにいて、その方々の意思を尊重する、そういうことのできる存在でありたいと強く感じました。
忙しく過ぎた二日間でしたが、元気をチャージして帰ってきました。
写真撮影に間に合わなかった私・・・・
新潟のお米は美味しかった!(普段飲まない日本酒も美味しかった!)
久しぶりに乗ったプロペラ機にはドキドキしました!