10月26日、27日に開催されたリハビリテーション.ケア合同学会に参加してきました。今回はシンポジウムで発表する機会を得たので、思い切って平日にお休みを頂き，広島まで行きました。
会場は、平和記念公園の中にあります。朝から暗くなるまで会場の中にいたので，外の雰囲気はあまりわかりませんでしたが、外国の旅行者や修学旅行の学生さんたちが本当にたくさん訪れていました。
それでも、公園は不思議と騒がしいことはなく、静かで何かに祈りたくなるような気持ちになる場所でした。
学会では自分の発表をなんとか終えて、そのほかの時間は，訪問リハやターミナルケアの話、地域リハを中心にとっても真面目に，朝から晩まで勉強しました。
「コロナ禍の制限の中、地域リハの活動をどのように進めてきたか」というシンポジウムの最後に、小倉リハビリテーション病院の名誉院長浜村明徳先生が「3年半みんな本当に大変だったね，ご苦労様。コロナにね打ち勝ったとは言えないのだけと、めちゃめちゃにやられっぱなしだったわけでもない、そこそこ頑張ったし，大変な中でも工夫をして新しい方法も見つけてやってきた」と参加者を労ってくださいました。
世の中が、だんだんコロナ前の状況に戻っていく中、医療介護の従事者や利用者さん、ご家族の皆さんは，そう簡単には感染対策や気持ちを緩めるわけには行かず、世間とのギャップを感じることはありませんか。
そのような気持ちのなか、浜村先生のひと言はとても心に染みるものでした。
翌日早朝、「札幌は寒いのだろうな？」と思いながら、穏やかな気持ちで帰りの飛行機に乗りました。
次回はACPのお話を。
